2012/02/27

夜のピクニック



K氏お勧めの小説「夜のピクニック」を読了。こちらは本屋大賞を受賞した永遠の青春小説。読み終わるまでのラスト30ページぐらいのあいだ、吹き抜けるような爽やかなカタルシスに包まれ、心がきれいになるような物語でした。文中の前半と後半に、主人公の友人"戸田忍"の次の言葉が2回でてきます。

「なんて言うんでしょう、青春の揺らぎというか、煌めきというか、若さの影とでもいいましょうか。」

戸田忍が冗談めかして発言するこの言葉が物語全体にちりばめられている要素だと思います。

青春の煌めき!素敵!

自分の高校時代にはなかった青春の一ページだったので憧れとあいまって一気に読めました。
映画もみようかなぁ。


2012/02/21

もつやきばん@祐天寺


なかなかいけてなかったお店「もつやきばん」にようやく行ってきました。昭和32年創業でサワー発祥のお店。人気店だけあって19時頃入店するも、満席。しかしながら運良く席があいて5分程の待ちで着席できましたー。ばんもはやりメニュー豊富で安い。これだけでも人気の秘訣が伺えます。この日はST氏とリアルな親父になったS氏と3人で呑み。


3人でとりあえずレモンサワーから注文。レモンは丸ごと一個投入。酒が薄かった気もしたが、フレッシュでうまかったす。さすがサワー発祥のお店!で、ぐい飲み。


レモンサワーで喉を潤している間に料理到着。
まずはカキフライとウィンナー。(今気づいたが、どの店でもカキフライ食っている・・・。)



つづいて、もつやきの"おっぱい”が到着。こちら焼き加減も塩加減も自分的にはちょうどよくって何本でもいける感じでした。


そして奥には、豚軟骨つくね登場。


つづいてこちらが、ばんで一番うまかったレバカツ登場!ソースがちょうど良く染みいてころもサクサク、なかホフホフでうまかったー。レバカツは、ひとり2本づつ頼んで大満足!


写真はここまでですが、その他、レバ刺しやもつ焼き、熱燗を3〜4合ほど呑んで終了。この日もすっかり酔っぱらい・・・。その後は、3人で太子堂へ移動し、Hちゃんも合流して2件目、焼き鳥「串源」にいってさらに呑み、そのあとカラオケとういう朝までコース・・・。翌日午前中は二日酔いで動けず反省・・・。呑み過ぎに注意しまっす!
次回狙うは、北千住方面か?!乞うご期待(謎)


2012/02/18

お蔵出し、卒論の一部


大学4年のときに書いた卒論の一部を若干校正してアップ。
書いていることは、社会人になってから何をすべきかということを整理したような内容になっているのだけど、現状はまったく逆のことしている・・・。
流されてるなと思う今日この頃。


■バブル崩壊後の日本社会の特徴

 これまでの日本社会は、戦後50年間、オイルショックなどの一時的な落ち込みはあったにせよ右肩上がりの経済成長をつづけた。その結果、日本の経済成長は約50年の間に日本社会をモノで満たす事ができた。戦後間もない頃の何もなかった状況から始まった日本の「モノ造り」という目標は50年経った現在、ほぼ達成され一つの成功を収めたものといえよう。自分の身のまわりを改めて見まわすと、人口の多い地域などでは、自転車で5分ほどの時間で移動できる範囲に多いところで3〜5件はコンビニエンスストアが存在し、多種多様の商品が常に並んでいる。日本社会は近年、モノが満たされたと同時にものが溢れるようになったといえよう。
 こうした状況の中で、企業がこれまでのような経済成長を続けるためには、日本以外の国への進出が求められるようになった。このような現象は、企業のグローバル化などと一般的に語られている。インターネットビジネスなどが近年盛んに語られるのは、このような企業のグローバル化を求める動きの一つであると考えられる。グローバル化を語る企業は、成長や開発、量的拡大といったことを基本的な目標としていることはいうまでもないだろう。こうした企業の動きは、いずれ世界の国々をモノで満たし、また溢れ出すことであろう。つまり、そうしたバブル以前から行ってきた経済活動を繰り返す事には、いずれ限界があることを現在の日本社会は指し示しているものといえよう。
 現代日本社会の特徴は、繰り返しになるが、「日本においての経済成長は、既に頂点を迎え達成された」という点にあるだろう。それゆえ、今後の日本における経済活動は、まず、これまでの経済成長の過程で目標とされてきた成長や開発、拡大といったことから目を離す必要があるだろう。そこで今後、経済活動を行うにあたっては、成長ではなく持続という言葉が重要であるものと考える。また、開発ではなく発展であり、量的拡大よりは質的向上が重要であると考える。まず、持続といった時にそこから見えてくることは、これまでの経済成長を支えてきた大量生産大量消費のシステムではなく、良質なものを必要な分だけという新しいシステムのあり方が見えてくる。発展という言葉からはこれまでの開発という目標の通りに、山野を切り開いて新しい産業をおこし、人間の生活に役立ててきたわけだが、今後そこから生まれた資源をいかに有効に利用してゆくか、役立ててゆけばよいのかということが見えてくる。質的向上という言葉からは、経済のグローバル化に対して、経済活動のローカル化という視点が見えてくる。グローバル化とは、標準化された水準のモノを量的に広めようとする動きであるから個々の質的な向上を図ることよりは、水準を落とさないことが重要視される。ゆえに、質的向上とは、個人の身体が及ぶ範囲でのみ実戦してゆけるものといえる。そこでローカル化という視点がでる。グローバル化の進展における経済活動はいずれ限界が見えてくるわけだが、質的向上を目指す場合、上限はなく無限の可能性があるのでなないだろうか。このことからグローバル化とローカル化を比較した場合、ローカル(地域社会)における経済活動のあり方に目を向けることが重要であるといえるのである。
 以上のことをまとめていえば、現在の日本社会に求められていることは「持続的発展(keep up progress)」と「地域社会におけるイニシアティブ(local initiative)」の2つであることがいえよう。本論文では、以上の2つの点を踏まえ第3章における事業に向けての着想の提示をおこなった。


2012/02/14

肉のまえかわ @大井町


ブログ再開する以前に行った飲食店をお蔵出しってことで載っけます。
最近無性に再訪したくなっているお店「肉のまえかわ」。ここは大井町東口の横町にあるお肉屋さん。明るいうちから賑わっているこちらは、本気のお肉屋さんなんですが、16:30-から立ち飲み屋になるというスタイルで営業しております。なんでも20年前ぐらい前に焼鳥を始めたのをきっかけに、お店で焼鳥やらメンチカツやらを食べる人が増え、さらにお客が店内でビールを飲むようになり、店でも冷蔵庫にビールを詰め込み、自然発生的に立ち飲みスタイルが定着したそうです。



ということで当然つまみは肉!ここのお肉はどれも新鮮でほんとうにおいしいです。
こちらは、とりわさ。


そして、メンチカツに極上牛刺し盛り&ビール。ビールは業務用の冷蔵庫で冷やしてるだけあってキンキンのキンに冷えてて最高です。夏はたまらんとおもいます。



老若男女がごったがえし活気ある店内、なんとなく懐かしさを感じます。
近々再訪予定です。



肉のまえかわ
TEL 03-3471-2377
東京都品川区東大井5-2-9

2012/02/07

最近よかったCD その1


ジャニスでレンタルしたCDの中でこれは良かったというものを紹介します。
わたしは音楽詳しくないので、CDに書いてあるライナーをコピペします!
まずは紹介するCDのジャンルから簡単に説明させていただきます。


- Chill wave (チル・ウェーヴ)
なんでチルウェーブっていうのかよく分からないんですが、WASHED OUTやTRO Y MOIらへんがリリースしているテンポ遅めで80Sっぽい?メロディックなシンセがのってくるジャンル。はっきりした説明になっていなくてすみません・・・。


- post-classical (ポスト・クラシカル)
クラシックの持つ穏やかな雰囲気と、エレクトロニカの革新性が融合した、ジャンル。
クラシックでも、JAZZでもない絶妙なピアノのメロディーと、弦楽器を中心に構成された作品の数々は、ただゆっくりと聴いていたくなる癒しの楽曲の数々。それは弦楽器の持つ素朴なノスタルジーと現代の若い世代がクラシックやピアノに対して抱く新しい感覚が融合した21世紀のクラシック。


現在ジャニスには、この2つのジャンルを特集したコーナーあるので、探しやすいです。
※これはステマではありません


チル・ウェーヴから良かったのは、この2枚。

In Heaven / Twin Sister


ブルックリンを拠点に活動する5人組ドリーム・ポップバンドTwin Sisterのデビューアルバム『In Heaven』。
(以下、CDについていた説明文)
ステレオラヴmeets矢野顕子なサウンドをチルウェイヴィーなシンセでコーディングした、まさに極上のガールズ・ポップ、大望のフルレングスがでました!!前作のミニアルバム「COLOR YOUR LIFE」が本当にすばらしかった彼らですが、今作ではさらにロマンティックで優雅なメロディを全面に出した作り。80年代ライクなプラスティックなシンセの音色と、軽めのリズムボックスとのからみもキュートです!
ピッチをいじって深くリバーヴをかけた彼らならではの、ノスタルジックなギターの音も前作より引き続き健在で、この音が意外に効いていて泣けます!大推薦盤。





New Chain / Small Black


(以下、CDについていた説明文)
ウォッシュド・アウト、ネオンインディアンと共にチル・ウェーヴシーンを盛り上げているブルックリンのデュオ、前作をより上回るクオリティで堂々のファーストをリリース!前作の頼りなげなシューゲイズ・サウンドに比べて、若干躍動感あるポップネスを獲得したものの彼ら特有のユラユラ感は健在!レイドバック感漂うゆったりビートの上に、ニュー・オーダーばりの蒼いメロディーがのる感じは、永遠にハマっていたい逃避感をもたらします!全曲シングル・カットされてもおかしくない名曲ぞろい!まさに2000年代のモラトリアム・ミュージック。






ポスト・クラシカルからはこの2枚


Corduroy Road / Goldmund


(以下、CDについていた説明文)
メアクやタイプからのリリース作で注目を浴びたヘリオスが、Goldmund名義でタイプから。ビートレスで生楽器、しかもピアノのみのサウンド。ハロルドバッドとB・イーノの共演作「パール」の如き静謐かつ叙情的。かすかにギターが聞こえる楽曲もあり。アンビエント〜チル・アウトといってしまえばそれまでだが、それ以上のものがこのディスクには記録されている。





Lumiere / Dustin O'Halloran

ベルリン在住のアメリカ人ピアニスト/作曲家ダスティン・オラロハンのピアノソロシリーズに続くアルバムは、ファットキャットのクラシック部門13070よりリリース。ストリングスも加わった感動的で麗しいクラシックサウンドを作り上げています。ピーター・プロでデリックとヨハン・ヨハンセンがゲスト参加しており、またヨハンセンはミックスも手掛けています。

2012/02/06

神保町〜神田 探訪


今回は,本とカレー激戦区の街、神保町から神田を周遊。
12時にST氏、K氏と神保町にて待ち合わせ。
待ち合わせの30分前ぐらいに神保町に到着したので、目的もなく本屋巡り、、、。
本屋ごとに扱うジャンルがあるらしく、いろんな文献や雑誌のバックナンバーがいい感じです。






ぶらぶらしているうちに待ち合わせ時間、という事で最初のお目当て、
スマトラカレーの共栄堂」へ。こちら日本で唯一のスマトラカレーを出すお店で、創業大正13年という老舗。カレー激戦区の神保町でいまも愛される人気店で、お店はほぼ満席でした。


入店後、ビールで喉を潤しつつ、ST氏とわたしは、ポークカレー、K氏が牛タンカレーと冬期限定の焼き林檎を注文。注文後、3分ぐらいでカレー到着!早っ!
カレーはスープ付でこんな感じ。



小麦粉?を使わず具材を丹念にいためてルーを作っているらしく、こげたような香ばしくいい匂いがするカレーでした。ルーはゆるめで、さっぱり系。2杯ぐらいいけそうなうまさです。

K氏の注文した焼き林檎も、あまくてうまーい。K氏からは「もはやピーチです」のコメントをいただきました。


続いて男3人で向ったのは、共栄堂から歩いて1分程度の距離にある洋菓子店「柏水堂」。


こちらは、1929年、フランス料理店のデザート部門としてスタートした、老舗洋菓子店。ちなみに蒼洋菓子店〜大好きスイーツ・ベスト88〜に選ばれております。
店鋪の奥がカフェになっているのですが、その内装がおしゃれでかわいい。男3人浮きまくっていたわけですが、テンション高めで写真とりまくってきました。



わたしが注文したのは柏水堂名物のプードルケーキ、ST氏とK氏はトリオシュー。このプードルちゃんが、ヒヨコに匹敵するかわいらしさでございます。



ケーキとコーヒーで腹を落ち着け、3人でジャニスへ。
この日ジャニスで借りたCDは、別エントリーで紹介させていただく予定なので詳細はすっ飛ばします。

ジャニスの後は、古書「呂子書房」という豆本を主に扱っているお店に潜入。
まあ、ちっちゃくてカワいい本がたくさん有りました。


その中からサントリーがPR誌として、1967年から12回・3年完結の配本形式で刊行していた豆本『洋酒マメ天国』を購入!1冊¥3,000円ナリ。購入したのは1冊です!


 豆本を眺め、一行は、炭火焙煎コーヒーと世界のビールが楽しめるミロンガ・ヌォーバへ。眠たくなる照明 = 落ち着いた雰囲気。BGMもアナログレコードがかかっております。



店の奥には、パイプくわえたおじさん、そのはす向かいには、昼から白ワインデキャンタを呑みながら本を読む老人、、、。雰囲気ありまくりでした。ここでも若干うき気味の3人、、、。K氏とST氏はコーヒー酒なるものを注文、わたしはペルーのビールを注文。遠くペールの地に思いを馳せるまでいきませんでしたが神保町は文化的な街だなぁとしみじみ感じました。ミロンガ・ヌォーバでK氏に教えてもらった小説「夜のピクニック」は近々読んでみる予定でございます!


この時点で、時間は16時頃、まだまだ余裕。
神保町の余韻を味わいつつ、神田へ移動。一番目の目的地は、言わずとしれた有名店「神田まつや」。かの文豪、池波正太郎氏もこよなく愛したお店。まず建物がすばらしい、扉をがらりと開けると、夕方にもかかわらず満席。いよいよ酒が本格的に呑めるということで、ニシンの一本漬けにお銚子2本を楽しむ。この後、家族行事が控えていたK氏は先行して蕎麦を注文。お銚子2本を呑みきったところで盛り蕎麦をつるっと流し込み終了。




だらだら居座るのも粋じゃないってことでスッと移動。店内の混雑と活気におされて蕎麦の写真を撮影していなかったのが心残りです。余談ですが、隣に座っていた老紳士がかっこよかった。まつやにてK氏は家族行事のため戦線離脱。

ST氏とわたしは次は甘味っということでお決まりコースで「まつや」のすぐ裏手にある「竹村」へ移動。あわぜんざいと揚げまんじゅうで、さらに腹を満たす・・・。こちらも雰囲気、味ともに歴史を感じる事ができて◎でございます。





甘味後は、近所の銭湯を目指し、お茶の水方面へ。
東京大空襲を奇跡的に免れた神田一帯は、レンガ造りの土台がそのまま残っていたりで雰囲気よし。


そろそろ、書くのも面倒になってきたのですが、ST氏とわたしは、銭湯バスターズでもあり、その土地の銭湯を毎回巡っております。ということで今回は、「神田アクアハウス 江戸遊」へ。竹村から歩いて5分程の距離にあります。秋葉原からも近いということで、ゲーム機をもった若者もチラホラ。利用者が多く入浴まで15分程の待ち。その後、ゆったりと湯につかる。中はキレイで快適、ラウンジも充実しており、前半戦の酔いと疲れもとびました。


ここまでで前半戦終了。

ここからはお待ちかねの居酒屋タイムへ突入。向ったのは創業明治38年、100年以上の歴史を持つ老舗「みますや」。こちら結論から申しますと「味よし、値段よし、雰囲気よし」の3拍子揃ったいわゆる3つ星居酒屋です。


穴子、トマト、馬刺、肉豆腐、イカ納豆、茄子の漬け物などを注文。ここでDちゃんが合流。馬刺は、お店の名物らしく、値段の割に量も多いしうまいです。







ビール大瓶2本、日本酒熱燗で4〜6合ほど呑んでお会計。必ずやリピートしたいお店です。神田周辺におこしの方は是非。


「みますや」を後に訪れたのは、昭和38年創業からザ・ガード下という風情を守る神田駅前の人気店「大越」。


メンチカツ、かぼちゃの煮付け、焼うどんと素朴なメニューもうまい。そして人気店の条件、メニューが豊富。





ここからAちゃんが合流して、今年の目標について語りあう。
そんなこんなで日本酒を飲み干したあたりで閉店時間がきて、この日の呑み終了。


総括すると神保町〜神田はだいぶと文化的。
学生街、ビジネス街、秋葉系の要素が集まっているせいかもしれません。
暇をみつけてこれからもちょくちょく通ってみようかと思いまっす。