2012/12/31

2012年5~12月に観た私的映画ベスト10


ベスト10といってもそんなに大量の映画をみたわけではなく、特に12月は1本もみてないので大げさなんですが、メモ的に感想をまとめます。映画館に足を運んで観た私的映画ベスト10です。サイタマのラッパーを劇場でみていないのが悔やまれます。2012年1~4月に見た私的映画ベスト10はこちらをご覧下さい。


第1位:この空の花 —長岡花火物語



大林宣彦監督による長岡花火大会の歴史をおったセミドキュメンタリー映画。2011年の夏、新潟県長岡市を訪れた地方紙記者・玲子(松雪さん)の現地の人々との交流や不思議な体験を通じて、復興への願いや平和への祈りを描き出しています。過去と現在が巧みに交錯する編集に最初は圧倒されたのですが、中盤から涙が止まりませんでした。予告編をみるとまたぐっとくる…。戦争、震災に関わった人々の悲痛さや強さなどに心打たれました。いま日本人が見るべき映画、なので1位です。


第2位:サニー永遠の仲間たち



この映画は見た人も多いのではないかと思います。今年一番笑って泣いた映画。劇場で2回みました。友人の死という重そうなテーマなんですが、とても清々しく感動に満ちた描き方でやられました。DVDでもう一回みたいなぁ。


第3位:ザ・レイド



もう、すごすぎるアクション映画でした。格闘シーンで笑いがおきた映画は初めてかなと思います。強すぎて笑えちゃう。それぐらいすごいアクションの連続。アクションの基本は、シラットというインドネシアのマーシャルアーツ。打撃に膝、肘、極め、投げ?を組み合わせた軍隊格闘技です。敵の中でも最高のシラット使いマッド・ドッグ先生は最強だったす。この映画は、本気ですごいので是非みていただきたい。


第4位:桐島、部活やめるってよ



ラストシーンのあいつの涙にグッときて、観終わった後にじわじわと感動が染みてくる映画でした。良作。この映画のメッセージって、

「好きなこと、やりたいことを頑張ることに意味なんてないんだよ。あーだ、こーだ、意味なんて考えずにやれよ。他人がどう言おうと、他人がどうしようとそんなの関係ない。ただ、好きなこと頑張っているやつは、輝いてる!! だからやりたいと思ったことはやれよ。」

ってことなんだと思いました。


第5位:アウトレイジビヨンド



おもしろかったぞコノヤロー。3もみてーよ、ばかやろー。と言った具合にアウトレイジごっこがしたくなるぐらいだった映画。個人的には1作目のアウトレイジの方がヤクザのシノギも描かれててよかったなと思いました。ビヨンドの石原(加瀬亮)よかったw


第6位:私が、生きる肌



巨匠アルモドバル監督の描く、美しすぎるド変態映画。中盤からまさかの展開。男にはきつい映画かなぁとw。現在ここまで個性を爆発させる作品が撮れる監督って、だいぶ人数が少ないのでは?と思います。そういった意味でこちらも必見です。


第7位:ポテチ



地元仙台が舞台の映画ということもあり感動しました。伊坂幸太郎さんの小説は、オーデュポンの祈り、ラッシュライフ、死神の精度、重力ピエロ、陽気なギャングは地球を回す、などなど結構読んでいたので登場人物の黒沢にも愛着がわき良かったです。


第8位:11.25 自決の日 三島由紀夫と若者たち



低予算感が出ている映画でしたが個人的にはきました。三島由紀夫さんのような人生の幕引きがあったことを胸にとどめておきます。


第9位:莫逆ファミーリア



ストーリーはおいておくとして、村ジュンの怪演がものすごかった。怖かった…。チュートリアルの徳井もいい味出していて、お笑いをやめて役者一本にしぼっても良いぐらいだと思いました。そしてそんな彼らをまとめて、クオリティーの高いバイオレンスアクション映画にしたてた熊切監督はさすがです。この映画をみて、漫画「The World Is Mine」を実写映画化できる日本人監督は熊切監督だなぁと思いました。


第10位:夢売るふたり



西川監督の実力を改めて感じた作品。

0 件のコメント: